ゴルフ場送迎は、決して甘い仕事ではありません

ゴルフ場送迎は、

「ゴルフ場に行って、待って、帰るだけ」

そんな単純な仕事ではありません。

役員運転手時代、

朝のお迎えで待機場所がよく一緒になる運転手がいました。

ある会社の社長専属の請負運転手です。

車はセンチュリー。

ハイヤーではなく、白ナンバーの請負車両でした。

請負運転手という働き方

請負運転手とは、

ハイヤー会社の社員でありながら、

ハイヤー車両には乗らず、

お客様の会社が用意した車を専属で運転する運転手です。

実際のゴルフ場では、

ハイヤーの次に多いのが、この請負車両です。

たとえば神奈川の名門 [スリーハンドレッドクラブ] では、

ハイヤーより請負車両の方が多いと感じる日もあります。

これは偶然ではありません。

スリーハンドレッドクラブは会員数が少なく、

メンバーの中心が社長・会長クラスで構成されているクラブです。

企業の車両運用では、

社長・会長クラスになるほど、

ハイヤーではなく専属の請負車両(白ナンバー)を使うケースが一般的になります。

そのため、

社長・会長クラスの会員が多いクラブほど、

結果として駐車場に並ぶ車両は請負車両が中心になります。

その請負運転手は、

「自分は会社が経営している、このゴルフ場しか行かない」

と話していました。

これは珍しい話ではありません。

専属業務だけでは、行き先も経験も限られます。

ゴルフ場送迎で本当に重要なこと

ゴルフ場送迎で重要なのは、

「そのゴルフ場に行ったことがあるか」ではありません。

重要なのは、

曜日、時間帯、利用路線、

そして渋滞発生時の判断です。

東名、中央、関越、常磐、東関道、湾岸、アクアライン。

同じゴルフ場であっても、

曜日や時間帯が変われば、条件はまったく別物になります。

日曜と平日では、景色がまったく違う

たとえば、茨城の [水海道ゴルフクラブ]

日曜日であれば、行きは比較的安定し、

対策の中心は帰路になります。

しかし平日は違います。

日曜日の感覚で動くと、

行きの時点で成立しません。

「経験豊富」を名乗ることの難しさ

個人タクシー開業後、

ゴルフ送迎のお客様を数名獲得しただけで、

関東全域の名門コースを経験豊富と言うのは、現実的ではありません。

それでも、

車をアルファードに変え、

ホームページを作り、

「ゴルフ場送迎のプロ」と名乗る事業者が増えています。

車種と、ゴルフ場送迎の成否は無関係です。

本当に経験のある事業者の特徴

本当に経験のある事業者は、

車を主語に語りません。

語るのは、判断と準備、そして失敗しないための段取りです。

検索結果の順位と、実務経験の深さは一致しません。

事業者選びは、検索順位ではなく、中身で判断する必要があります。

2018年、個人タクシー開業直後に古いゼロクラウンで茨城ゴルフクラブの運転手控え室前に待機
2018年、個人タクシー開業直後。古いゼロクラウンでも、ゴルフ場送迎は問題なく成り立っていました。


茨城ゴルフ倶楽部