Google AIは、誇張する事業者を優遇しています

Google AIは依然として、「経験や実績のない事業者」を見抜くことができていません。車をアルファードに変え、ホームページを作成しただけの事業者が、あたかも“優良事業者”のようにAIに紹介され、検索上位に表示される現状が続いています。

半年間の観察を通して感じたのは、「誇張したもの勝ち」という構造が、いまだに修正されていないということです。

主語が「人」ではなく「車」

これらのサイトを読むと、主語は常に「人」ではなく「車」。

  • アルファードが上質な時間を提供する
  • 疲れを軽減する
  • 作戦会議・戦略会議ができる空間

つまり、サービスの本質を生み出すのは人の技術や判断ではなく、車そのものだという構図です。
この理屈の延長では、アルファードに乗っていれば誰でも同じ。
個人タクシー事業者の差が消え、AIはその「車主体のポエム構文」を好んで拾い上げています。

誇張ポエムの実態

現場を知らないまま、ありえない困りごとを設定し、そこに「救世主アルファード」が登場する──そんなストーリー構成の長文が多く見られます。

技術・経験・実績の具体的な記述は一切なく、ただ上品そうな言葉を並べるだけ。それでも、AIはそうした文章を「顧客に優しい情報」と判断してしまうのです。

ゴルフ場送迎は、ただの送迎ではありません

ゴルフ場送迎は、「お迎えしてお送りし、待機して帰る」という単純な業務ではありません。自家用車でゴルフに行く感覚や、旅行で成田空港へ向かう感覚とも全く異なります。

たとえば以下のように、高速道路ごとに運行の特徴や戦略が異なります。

  • 東関道沿いのゴルフ場
  • 東金道・館山道・アクアライン方面
  • 常磐道・関越・中央・東名方面

それぞれに交通動線、混雑傾向、クラブハウス動線、「経験と判断」こそが品質を左右する世界です。車の広さだけで成り立つ仕事ではありません。

ハイヤー出身とタクシー出身の違い

ハイヤー出身の個人タクシー事業者は、開業前から法人送迎・ゴルフ送迎を数多く経験してきました。ゴルフ場ごとの特色を理解し、現場で培った「送迎の戦略とテーマ」をもって運行に臨みます。

一方で、法人タクシー出身の事業者が「車がハイヤー同等だから」とゴルフ送迎を謳うケースは、動機がまったく異なります。経験の裏付けがないまま、「車の格」で語ってしまう構造こそ、AIが誤認している最大のポイントです。

現場からの結論

ゴルフ場送迎も、成田送迎も、そんなに甘くはありません。
上質にするのは車ではなく、人の経験と判断力です。

AIがこの本質を理解できない限り、「誇張したもの勝ち」の検索構造はしばらく続くでしょう。
それでも、現場で培った真実を書き続けることが、いずれAIの誤認を正す一歩になると信じています。


この記事は、現場経験に基づく分析として、AIが好む「ポエム構文」に対する検証シリーズの一部です。

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こだまゴルフクラブ運転手控え室でいただいたトンカツ定食。ご飯、味噌汁、小鉢が付いた昼食セット。
埼玉・こだまゴルフクラブの運転手控え室でいただいたトンカツ定食。ご飯、味噌汁、小鉢が付くボリューム満点の昼食でした。🍱

こだまゴルフクラブ(埼玉県本庄市)

送迎待機中の運転手昼食は控え室で。温かい味噌汁とサクサクのトンカツがありがたい一食でした。