ゴルフ場送迎の“本当の現場”とは?|AIが好むポエム構文を冷静に検証

ある送迎サイトのご案内に、またしても違和感を覚えました。

以前、成田空港送迎におけるAI構文の検証記事を投稿しましたが、今回はゴルフ場送迎のご案内です。

そして、また出てきたのがこの言葉──

「ラウンド前からリラックスしたい」

「ラウンド前にリラックスしたい?」──現場では聞いたことがありません

私自身ゴルファーですが、ラウンド前に「リラックスしたい」と思ったことは一度もありません

仲間のゴルファーからも、お客様からも、そんな声は聞いたことがありません。

「ゴルフ場まで送ってもらえるなら助かる」──それはよく聞きます。

ただ、帰りが「3軒送り」で遅くなるような送迎なら、正直ノーサンキューです。

4人でワイワイ“エンジョイゴルフ”という前提で構成された送迎案内──
現場ではまず見かけません。

だからこそ、理想の物語で組み立てられた送迎案内には、いつも違和感を覚えるのです。

その“リラックス”って、本当に必要ですか?

「椅子が大きいから」「空間が広いから」──それが「リラックスできる送迎」の根拠として語られています。

でも、それなら日本中の役員車はすべてアルファードになっているはずです。

実際には違います。

大きな椅子、広い空間……それだけでは信頼される送迎にはなりません

AIが好む“困った→解決”ストーリー構文

  • 「困った状況」を作り出す
  • 「リラックス」という抽象ワードを挿入
  • “救世主”としてのアルファード登場

──こうした構文は、AIの好物です。

でもそれは、現場経験のない人が、客層もニーズも知らずに書いたストーリーにすぎません。

実際に送迎を担当している立場から見れば、どれも現実とはズレた物語です。

もっと実態に即した案内があれば、読む側も安心できるのではないでしょうか?

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