アルファード、ワゴン車に代替しました、ホームページ作りました、突然、経験豊富に?
昨日、今日、ゴルフ場送迎を始めた事業者、
「個人タクシーのメリット•デメリット徹底解説」?書く資格ありますか?
私は、同タイトル「個人タクシーのメリット・デメリット徹底解説」という記事を書かせて頂きました。
ゴルフ場送迎の概要、メリット、デメリット、ハイヤー出身の個人タクシーの立場で、書かせて頂きます。
ゴルフ場送迎歴17年、元役員運転手、ハイヤー出身の個人タクシーが、真実を語ります。
【ゴルフ送迎の主な客層は接待ゴルフ】
まず、客層は、基本、接待ゴルフをされる方です。
基本、接待ゴルフは、ハイヤーで行くものです。
土日、祝日でも、仕事。仕事でゴルフ。接待。
エンジョイゴルフではなく、仕事ゴルフ・接待ゴルフです。
プレー代より高い運賃。仕事なので払えるのです。
【なぜハイヤーではなく個人タクシーが選ばれるのか?】
では、ハイヤーでなく、個人タクシーを利用する場面は?
上場企業の社長さんでも、ハイヤー利用を控える方もいらっしゃいます。
「私がハイヤー乗るより、社員の給料アップ。ゴルフ送迎は、ハイヤー出身の藤﨑タクシーで良い」とおっしゃっていました。
準ハイヤーのような存在でしょうか。
【ホスト側が早く到着するための選択肢】
接待ゴルフには、接待される側・接待する側、ゲスト・ホストがあります。
ホスト側は当然、ゴルフ場に早く到着し、クラブハウスでゲストをお出迎えしなければなりません。
ホスト側の上司(たとえば常務)はハイヤー。上司の家は遠く、同乗は不可能。
電車・送迎バスでは、ゲストより早く行けない。
ゴルフ終わって、パーティー。お酒を飲む、自家用車では行けない。
だいたいこういうケースで、個人タクシーのご利用になると思います。
会社の経費。**ゴルフが仕事。**だから、ハイヤーや個人タクシーの利用になるわけです。
個人タクシーの競合相手は、ハイヤーです。
【法人タクシーとの違いと競合構造】
朝は間に合わないからタクシー。帰りは経費節約で片道だけ——という場合もあると思います。
そこで、法人タクシーと競合になるわけです。
法人タクシー、片道メーター料金、貸切でゴルフ場に来て待機しているのは、ほとんど見かけませんね。17年で、一度くらい?
実際に、朝、トラブルでお迎え行けず、
「朝、流しのタクシーを拾って、ゴルフ場に行ってください」とお客様にお願いして、
法人タクシー(日本交通のジャパンタクシー)で、片道メーター料金でご利用。
帰りのお迎えは藤崎タクシー、クラウン(セダン)。実際にあった話です。5年のお付き合いのお客様。
【ゴルフ場で見かける車両の実態】
ゴルフ場で見かけるのは、セダン、大手ハイヤー会社(日本交通、KM等)大手4社のクラウン、レクサス、センチュリー。
最近増えてきたアルファード——あくまでセダンが主流。
社長・会長クラスは、白ナンバーのベンツ、会社所有のマイバッハ等に、請負運転手で送迎。
中には、**総務部所属の社員ドライバー(プロパー)**もいます。
そんな中に、個人タクシーが少し混じっている風景です。
ゴルフ場で待機している車両は、大手4社のハイヤーが圧倒的。
法人タクシー(ジャパンタクシー)は、見かけない。
あくまで、自宅からゴルフ場までの片道、または駅からゴルフ場までの利用が、法人タクシーを使うケースです。
つまり、法人タクシーは、ゴルフ送迎において“片道だけ競合”。
個人タクシーの本来の競合相手は、あくまで“ハイヤー”です。
【渋滞回避もプロの仕事:ルート判断のリアル】
朝、大事なのは「上品な運転」で、「渋滞を回避し」、「集合時間に間に合わせる」ことです。
「下品でなく、上品」。
ハイヤーでは当たり前のことです。
カックンブレーキは即アウト。
極限まで揺らさず、正確にブレーキング。
それでいて時間厳守。
ゴルフ送迎で最も多いのは土曜日。
土曜日の朝、季節によりますが、6:30には高速道路で渋滞が始まります。
アクアラインに関しては、赤表示が出る前の6時頃から流れが悪くなります。
そして、交通量が多ければ事故の確率は当然上がります。
アクアラインで事故があれば、丘周り?湾岸?館山道で間に合う?
常磐道で事故、柏手前で降りる?東北道から?
中央道は朝から渋滞。今、関越は空いている、でも関越入った頃には?
東名で行く?小田厚?
【「ラグジュアリー」「特別な時間」は的外れ】
つまり、
「朝、集合時間に間に合わせる」「スタート時間に間に合わせる」
これこそが送迎の本質。
ラグジュアリーな空間?特別な時間?ではなく、
「上品に」「快適に」「黙って」「時間に間に合わせる」ことが仕事です。
アルファードで“ラグジュアリー”“特別な時間”としてプライベートゴルフに行く感覚ではありません。
上品に、快適に、時間通りにゴルフ場へ到着させる——それが任務。
お客様は「仕事で」ゴルフをされています。接待ゴルフです。
ゴルフ場に着いてからのお客様の話題は、上質な時間だったかどうかではなく、
**「何時に出た」「どこが混んでいた」「どのルートを使った」**です。
ラグジュアリーだった?そんな話は出ません。
帰りは、いかに早くご自宅にお送りするか。
拘束時間が11時間、12時間、13時間…と変われば、お客様の負担する運賃が変わります。
つまり、渋滞を避けられない運転手は、結果的にお客様に余計な支払いをさせてしまう。
【私がハイヤーの運転手だった頃、】
月曜日の朝は、土日のゴルフ送迎の「帰りの所要時間」が話題の中心でした。
「どこで降りて、乗り直して、何時間で着いた」
「海沿い避けて、山上がって、なんとか〇時間だった」
“しょうがない”で済まさず、どう乗り切ったかを語る文化。
これはハイヤー出身者だからこそ分かる世界です。
法人タクシー出身者には、経験できない現実。
ハイヤー出身者の経験値は、圧倒的です。
【渋滞=ラグジュアリー?ありえません】
お客様、ゴルフ終わり、ご乗車になると、**第一声は「混んでいますか?」「どれくらいかかりますか?」「何時に着きそうですか?」**です。
帰りに「ラグジュアリーですか?」「上質な時間ですか?」「特別な時間を提供してくれますか?」と聞かれたことは、ありません。
渋滞で3時間かかるとお伝えすると、「えっ?」という反応。
「渋滞で3時間もラグジュアリーな時間を過ごせる?」
「上質な時間になる?」
「特別な時間になる?」
そう言って喜ばれるお客様は、まずいません。
ほとんどのお客様は、渋滞を嫌がります。
「渋滞3時間ラグジュアリー」ではなく、「渋滞3時間なんとかして」です。
【帰路に急ぐお客様のリアルな事情】
また、ゴルフの後に予定の入っているお客様も多いです。
「6時にオークラで妻の誕生会、義母も来てる、なんとか間に合う?」
「6時半から池袋で会食、間に合う?」
「土日ゴルフで女房の機嫌が悪い。何時に着く?」
こうした声が多いのが現実です。
ラグジュアリー、特別な時間、上質なひととき……ではなく、1秒でも早いご降車。
レジャーゴルフの感覚で、「特別な時間」「上質なひととき」「ラグジュアリー」ではありません。
【ゴルフ場送迎=基本はハイヤー】
ゴルフ場送迎は、基本「ハイヤー」で行くものです。
その下に、準ハイヤー的な立ち位置として、個人タクシーがあります。
法人タクシーは、片道だけ競合。
なぜ、プレー代より高い運賃を払ってまで、ハイヤー・タクシーを使うのか?
それは、ゴルフがレジャーではなく「仕事」だからです。
接待だからです。
土日祝でも、それは「仕事」です。
そして仕事だからこそ、会社の経費になるのです。
【レジャーゴルフでの利用は少数派】
では、レジャーゴルフでのご利用はどうでしょうか?
全くないわけではありません。
私のお客様にも、コンペやレッスンラウンドで定期的にご利用くださる方がいらっしゃいます。
ご自身でもセレブの代名詞のような高級車をお持ちなのに、ゴルフ場へは藤﨑タクシー。
理由はシンプルで、
**「朝の渋滞」「帰りの渋滞」「自分で運転したくない」「プロに任せた方が安心」**というものです。
飲食店経営のお客様の場合、前日の深夜まで営業。
翌朝早朝のゴルフでは、自分で運転するのは危険。
だからこそ、行き帰りをプロに任せて仮眠できることがありがたいとおっしゃいます。
また、イレギュラーなケースとして
「免許証を紛失してマイカーで行けなくなった」「電車・バスは大変だから」と藤崎タクシーをご利用になったこともあります。
しかし、レジャーゴルフでハイヤーや個人タクシーを使う方はごく少数です。
基本は、接待ゴルフ。
レジャーゴルフは少数派。
プレー代より高い運賃を惜しまない理由は、接待だから、仕事だから、会社の経費で落ちるからです。
【柔軟対応=個人タクシーではない理由】
よく言われる「柔軟な対応ができるのが個人タクシーの強み」というのは、正確ではありません。
ハイヤーでは、それは当たり前です。
• 早朝のお迎え
• ゴルフ後の行き先変更
• ゴルフ場最寄り駅への送迎(部下、お客様)
• 帰りは急遽4名で乗車して麻雀へ
• ゴルフ場からマッサージ店や床屋を経由して帰宅
どれも、ハイヤー時代には日常でした。
だからこそ、「個人タクシーがハイヤーに比べて柔軟」というのは正確ではない。
【個人タクシーゴルフ送迎本当のメリットは、競合:ハイヤーに対してどうなのか】
では、ハイヤーに対して、個人タクシーのメリットは何か?
ハイヤーは「世の中で最も高い運賃の乗り物」
私がハイヤーにいた頃、上司から「ハイヤーは世の中で一番運賃の高い乗り物」と教わりました。
【簡単にまとめると】
● メリット:
・ハイヤーより安い運賃で、ハイヤーと同等の車両を使用。
・ドライバーの力量によっては、ハイヤー以上のサービス品質も可能。
● デメリット:
・車両上部に「行灯」があるため、見栄えでは完全にハイヤーと同等にはなりません。
・それでも中身を重視されるお客様には、非常に理にかなった選択肢です。
【最近の“SEO優先型サイト”への問題意識】
最近、アルファードに代替してホームページを作り、昨日・今日からゴルフ送迎を始めた方々が、
経験がほとんどないにもかかわらず「個人タクシーのゴルフ場送迎メリット・デメリット」などを語っています。
果たして、その資格があるのでしょうか?
私がホームページを開設したのは2020年。
その当時すでに、レクサスタクシーさん、アルファードの本田タクシーさんが存在していました。
どちらも誇張のない誠実な構成でした。
それに比べ、最近の新しいサイトは、自分のことしか考えず、ひたすら意味のないSEO対策の長文を繰り返し、目立とうとしています。
——藤﨑タクシーは、誇張のない実体験だけをお届けしています。
