私がホームページを開設したきっかけ
私がホームページを開設したのは、2020年。コロナ禍の真っ只中でした。
当時、検索上位に出てくる個人タクシーのホームページは、日個連さんのレクサスグループ運営のページや、東個協の他支部、アルファード車両を前面に出したホームページが中心でした。
緊急事態宣言もあり、一般営業で稼ぐのが難しい中で、
「モノマネではなく、自分なりのオリジナリティを出したい」
そう考え、ホームページを立ち上げました。
自分の強みは何か
私の強みは、役員運転手・ハイヤー経験に裏打ちされた、ゴルフ場送迎と成田空港送迎です。
おかげ様で、関東の名門コースや接待コースには、ほぼ全てお供させていただいたと言っても過言ではありません。
ハイヤー時代、土日はほぼゴルフ場で過ごしていました。
ゴルフはレジャーのイメージが強いかもしれませんが、役員様にとっては“仕事の延長”です。
その空気の中で、私は時間と向き合ってきました。
ゴルフ送迎という“勝負の仕事”
ゴルフ場送迎における、土曜朝の渋滞。
日曜夕方の渋滞。
それをどう攻略するかが、役員運転手やハイヤーの醍醐味です。
金曜日に秘書から次週のスケジュールを受け取り、月曜日から日曜日までの時間出しは、その時点で済ませます。
月曜朝の運転手控え室では、先週末のゴルフ送迎の成功談や失敗談が話題になります。
そして週末に向けて、土日の段取りと攻略を練る。そんな流れが日常でした。
時間をたっぷり取れば簡単です。
しかし、それでは仕事になりません。
私が担当していた役員様は、常にスタート30分前にご到着。
そのため、道路状況を常に注視し、事故や渋滞が発生すれば即座に情報を集め、必要であれば早めの出発をご相談していました。
本物の判断力とは
事故が起きた時も、ただ「事故です」と慌てるのではなく、状況を見て判断します。
- いつ発生したのか
- どんな事故か(接触・玉突き・人身)
- 警察は到着しているのか
こうした情報をもとに判断します。
接触事故であれば、警察処理が早く終わる可能性もあります。
一方で、人身事故であれば長引く可能性が高い。
何でもないのに早く出発していただくことは、信頼を損ねます。
逆に、判断が遅れれば取り返しがつかない。
この環境で鍛えられたことが、私の土台になっています。
帰路 ― 本当の腕が問われる時間
ゴルフ送迎は「行き」だけではありません。
本当に差が出るのは、帰りです。
ハイヤーの運転手は、ゴルフ場に到着した時点で、すでに帰路の段取りを始めています。
往路と同じ道で帰るとは限りません。
朝と夕方では交通の流れがまったく違います。
使う路線も、ICも、時間帯によって最適解は変わります。
朝到着したあと、周辺道路を実際に走って確認することもありました。
ハイヤー業界ではこれを「地理研究(地理研)」と呼びます。
地図を見るだけでは足りません。
信号の長さ、右折レーンの詰まり方、合流の癖まで確認する。
ゴルフ場にはハイヤーの大先輩も待機しています。
そうした方々から、生きた情報を教わることも多くありました。
「この時間帯なら別ルートだな」
「ここは事故が多いから避けろ」
そうした積み重ねが、帰路の精度を高めていきます。
お客様は、ゴルフが終わった後も生活があります。
次の予定がある方も少なくありません。
だからこそ、
「行きは間に合ったけれど、帰りに渋滞で長時間」
では意味がない。
帰りの所要時間をどこまで短縮できるか。
どこまで負担を減らせるか。
ここに、運転手の経験がそのまま表れます。
仕事への向き合い方
役員運転手を経て個人タクシーとして仕事をしていますが、ゴルフ場送迎や成田空港送迎には、これまでの経験をそのまま活かしています。
ホームページでは「経験豊富」「実績多数」といった表現を見かけることがあります。
それ自体が悪いとは思いません。
ただ私は、座席や装備の説明以上に、次のような根拠が見えることが大切だと考えています。
- どのような現場を経験してきたのか
- どのように時間を出しているのか
- どのように状況を判断しているのか
その積み重ねをご覧いただいた上で、ご判断いただければ幸いです。
ゴルフ場送迎の具体的な流れや時間設計については、 以下のページでも詳しくご案内しています。
都心からアクセスの良い接待コースで、黒塗りハイヤーの待機も多く見られます。
広い運転手控え室のテーブルは、11時頃から昼食を取る運転手で満席になることもあります。